体を芯から温め血行を促進する快眠ドリンク
酢は昔から体によいとされ、血液中のコレステロールや中性脂肪をへらして血液をさらさらにする働きがあります。さらに、血液中の赤血球のしなやかさ(赤血球変形能) を高める働きもあります。
また、血圧を下げる効果は特に有名です。
したがって、酢にはドロドロの血液の粘度を下げ、体のすみずみにまで血液が循環するようにしてくれる働きがあるのです。
このように薬効豊富な酢ですが、中でも天然醸造の酢、中でもつぼで発酵させた天然醸造の米酢である黒酢をすすめています。黒酢は、専門家の実験や研究に多く使われ、血液の浄化や血行促進に効果があると認められているからです。この黒酢を手軽においしく飲むために考案したのが「黒酢赤ワイン」です。名前のとおり、黒酢を赤ワインで割って飲むものです。赤ワインと合わせることによって、黒酢の味やにおいがまろやかになり、たいへんおいしく飲めます。
食品の持つ生理機能を生かすためには、一定の量を一定の期間、一定のリズムでとることが必要となります。口当たりがよいとあきずに飲み続けることができ、いっそう効果を得やすくなります。不眠解消のためにナイトキャップと称して寝る前にお酒を飲む人もいますが、あまり量を過ぎると、たとえ眠れたとしても、かえって眠りが浅くなります。
寝酒(ナイトキャップ)の注意点
少量でも効果的に安眠できる黒酢赤ワインのお湯割りをご紹介しましょう。
黒酢赤ワインのお湯割りの作り方
黒酢10mlに赤ワイン30mlを加え、よくかき混ぜます。これを好みの量のお湯で割り、レモンの絞り汁を適量加え、1~2秒おいて酢のにおいを飛ばせばできあがりです。
レモンの絞り汁の代わりに、レモン味の炭酸飲料を適量混ぜてもおいしく飲むことができます。これを1回量としておふろあがりの体が温かいうちに飲みます。不眠に悩む人の多くは、手足が冷えて眠れないといいますが、黒酢赤ワインをお湯割りで飲むと、黒酢とアルコールの血行促進作用がさらに高まり、ぐっすり眠れるようになります。
なお、現在病気の治療中という人は、医師に相談してから黒酢赤ワインを飲むようにしてください。とくに投薬を受けている場合は注意が必要です。中にはアルコールといっしょに飲むとトラブルを起こすおそれのある薬もありますので、投薬を受けている人は、必ず医師または薬剤師に相談してから黒酢赤ワインを試すようにしてください。
不眠解消のためには、3~4ヶ月間は継続して黒酢赤ワインを飲んでください。体のすべての細胞が新しく生まれ変わるには、それくらいの時間が必要だからです。黒酢赤ワインでぐっすり眠れるようになっても、手軽にできる健康法として長く飲み続けてみてください。