足の親指ひねり

肝の気の乱れが不眠を招く

睡眠とは本来自然な行為であり、眠ろうとして眠れるものではありません。要は、「眠れなかったら眠れなくてもいい。眠りが浅くてもそれはそれでしかたがない」と開き直ることです。
そして、不眠症を解消するとっておきのコツは、足の親指(第指) にある太敦というツボを押さえながら足の親指をひねることです。
それからふとんに入ると、いつの間にか深い睡魔に誘われて、気がついたときには朝になっているでしょう。太敦は、肝経という経絡(生命エネルギーである気の通り道) のツボです。この肝Ⅰ経の流れに乱れがあると、肉体、神経など多岐にわたって症状が現れます。不眠もそぅした症状の1つなのです。

このようなときには、肝経の流れをスムーズにすれば、自然に神経の高ぶりが取れて眠くなってきます。肝経の働きを整えるのに効果的なボが太敦で、太敦は、肝経のはじまりにあるツボ(井穴という) で、ここに刺激を与ぇると、肝経全体に大きな影響を与えて気の通りをスムーズにすることができます。

親指ひねりのやり方

太敦は、足の親指の爪の生え際の第二指側のはしから指のつけ根のほうに3~5mm寄ったところにあります。不眠症の人は、ちょっと押しただけでもかなり敏感に感じられるでしょう。刺激のしかたは、まず、一方の足首をもう一方の足のひざの上にのせ、同じ側の手でのせた足首を押さえ、もう一方の手の人差し指を太敦に当て、その手の親指を太敦と反対側の爪の生え際に当てます。

ちょうど手の人差し指と親指で、足の親指をつまむような形になります。その状態で、手の人差し指を下側(足の裏側)に、親指を上側に(足の甲側) に向けて押していきます。そうすると、足の親指がひねられて、太敦がぎゅっとと押されるようになります。この表と裏での反対方向への刺激が、太敦には効果的なのです。

力の入れ方は、少し強めに足の親指をひねって、太敦にはっきりと刺激が伝わるようにしましょう。これを5~10回ほどくり返します。太敦は左右の足にあり、左右交互に刺激しましょう。ぬるめのおふろにゆったり入ったあとに行うとさらに効果的です。ふとんの中で太敦に残っている心地よさを感じているうちに、いつの間にかまぶたが重くなってくるでしょう。

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