どうしても寝付けないとき、夜中に何度も目が覚めてしまうときには

ベッドの中で「不眠の悪循環」に陥らないために

ベッドに入って、はや1時間。何度も寝返りを打っているけど、一向に眠くならない。ついつい枕元のスマホを手に取って、ネットサーフィンをはじめてしまいました。

「マズい! 明日は早起きしなきゃいけない」と焦って、また眠ろうと頑張ってみるけれど、やっぱりなかなか寝付けないのは、とても苦しいものです。

次の日が休みならば多少は気楽でしょうが、翌日の仕事中のつらさを考えると、「眠らないと」と義務感のようにますます焦ってきます。
まさに、不眠の悪循環です。ひと昔前は、「眠れなくても、布団に横になって目をつぶっているだけで、いつのまにか眠れたのに。

今夜ぐらい眠れなくてもいい!という割り切りも

寝付けないことに悩むひとは、多かれ少なかれ「眠れないのでは」という心配や不安の気持ちが強い傾向があります。「不眠」より「不安」が強いのです。

こういったひとに仮に服薬をすすめるとすれば、睡眠導入剤よりもむしろ不安を和らげる抗不安薬のほうが、効く場合が少なくありません。

もうひとつの不安対処法としては、「割り切る」という考え方があります。このような夜が続いて、眠気によって日中ボロボロというのならば、大きな問題です。しかし、翌日にプレゼンがあって、あるいは重要な面談があって、などの心理的な緊張ならば、ひと晩程度の不眠は、緊張のホルモンであるノルアドレナリンやアドレナリンによって、カバーできるものです。

「眠れなかったからダメかもしれない」と落ち込む必要はありません。不眠をカバーできる能力を、人間は持ち合わせているのです。

ただし、しつこいようですが、毎晩このような状態で昼間の日常生活にも支障が生じているならば、専門家に相談する必要があります。専門家というとすぐに「睡眠薬を出される」というイメージがあるかもしれませんが、不眠につながる生活習慣を教えてくれるなど、生活指導面の比重が高まっているのが、現代睡眠医療の流れです。ホームページを検索して、略歴がちゃんとした医師を探して、受診してみてください。

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