北枕は縁起が悪いということを聞いたことはありませんか?それって本当なのでしょうか?
この話は、その昔お釈迦様が亡くなったときの姿がルーツなんだそうです。お釈迦様が頭を北の方角に向け、身体の右側を下にしていたために、仏教ではそれにならい、亡くなった人を北枕にして寝かせるようにしています。それから、生きている人が亡くなった人と同じ方向に寝るのは縁起が悪い、といわれるようになったようです。
枕をどの方向にして眠るかについては、地球の南北に流れる磁力線の関係で、北枕のほうがよいという説もあり、血行が良くなって深い眠りを得られるそうです。しかし、これは科学的根拠があるわけではなく、現代では送電線や携帯電話などといった、いろんな磁力線が入り乱れていて、睡眠に影響するとは考えにくいことです。
また、風水的にみると、北枕は財運が上がりお金が貯まるといわれる縁起の良い寝方だといわれています。
まぁ、眠っているときは無防備な状態になりますから、人間の本能的には、身体の中で一番大切な頭を守るようにして、部屋の入り口から遠い位置に枕を置くと落ち着く、ということはありそうですね。やっぱり、迷信や縁起にとらわれずに、自分が落ち着くと感じる位置で、心地よく眠るのが一番でしょう。
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