原因を取り除いて不眠から脱出しよう

現代では多くの人が悩んでいるであろう不眠ですが、夜更かしや食生活などのライフスタイルに問題があったり、腰痛、高血圧、動脈硬化などによる身体へのストレス、騒音、におい、暑さといった環境による問題も、不眠の原因になっていることがあります。
不眠症の人は、自分が無意識にやっている生活習慣が不眠と関係しているものかどうか、もう一度見直してみましょう。

また、不眠の原因のひとつには、神経性のものもあります。そして、その大半はストレスによるものと考えられます。ストレスは、交感神経を緊張させ、意識を覚醒させるからです。
たとえば、〔明日、重大な報告をしなければならない〕というときに、プレッシャーを感じて、不安になり眠れなくなるのは、誰にでもあることです。これは一過性のもので、その時が過ぎれば終わります。しかし、過去の失敗などにこだわっている場合、その過去がつきまといますから、持続性を持ちます。

どんな生活習慣が不眠をもたらすのか、精神をリラックスさせるにはどうしたらよいのか。
不眠の原因をつきとめ、取り除くことが、眠れない夜にサヨナラして、快適な眠りを得るための近道なのです。

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眠れない時は無理に眠ろうと考えない

眠れない原因を取り除くことが大切ではありますが、ひとつ気をつけたいのは、眠れない時には無理に眠ろうと思わないことです。
眠れない時に一人でそのことを悩んでいると、どんどん気持ちが焦ってきてしまいます。気にすればするほど、眠ろうと努力すればするほど逆に脳が覚醒してしまって、さらに眠れなくなります。
このような状態から抜け出すためには、無理に眠ろうとしないことがいちばんです。
また今夜も眠れないんじゃないか・・・という不安から、不眠症の人は神経を病んでしまうこともあります。

専門医に相談してみる

眠れない原因はいろいろ考えられますが、大きな病気が後ろに隠れている場合があるかもしれないので、心配な人は医師の診察を受けてみましょう。そして、大きな病気がない場合には、眠らなくちゃ・・・という、脅迫感から脱出しなければなりません。

身体は疲れているから眠れるはずなのに、と思っても目が冴えてしまうこともあるでしょう。そんな時は、脳が緊張した状態なのです。
対策として、リラックスを心がけ、そのうちに眠くなると気楽に考えましょう。眠くなったら眠ればいい、というように開き直り、気持ちをゆったり持つことが大切です。
眠れない時には、例えば、編み物やぬり絵、アイロンがけ、靴みがきなど、単調な事をするのもいいでしょう。

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