毎日の生活で欠かすことのできない睡眠ですが、私たちが眠りを気にするようになるのは、いつ頃からでしょう?年齢が若くても不眠に悩んでいる人は、もちろんいると思います。でも、睡眠を気にしはじめる人の多くは、社会人となり、30代・40代になった頃からではないでしょうか。
学生時代は、休みも多く、比較的、時間も自由に使えます。そして、体力もありますから、たとえば徹夜をしても回復が早いです。しかし、社会に出て働くようになり仕事に責任を持ちはじめる一方で、体力の衰えを感じるようになり、成人病なども気になりはじめる30歳を過ぎると、疲れも溜まりやすくなります。
そこでやっと、睡眠をとることを意識しはじめるわけです。よく眠れることが健康を維持するための王道であり、質の良い睡眠を・・・と願うのは自然なことです。ところが、うまく眠ることができない、なぜ眠れないのか、どこに原因があるのかもわからない・・・。
30代になると、それまでの生活スタイルが体に染みつき、それが習慣化しています。習慣化とは、つまり無意識です。その人の生活習慣に不眠の原因がある場合、意識しにくいので、何が問題なのかわからない・・・となってしまうのです。
また、睡眠環境についても、同じようなことがいえるでしょう。
そういう人は、普段の生活習慣や睡眠環境を見直す必要があるかもしれません。