ストレスで眠れない、昼間に突然睡眠状態になってしまうなど、睡眠の質が激しく低下してしまうことを、医学上で睡眠障害といいます。
主な睡眠障害は、次のように大きく4つに分けられます。
不眠症
ストレスなどから、なかなか眠れなくなってしまう状態。
代表的な症状には、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害があげられます。
過眠症
昼間、強い眠気に襲われ、一度眠ると自然に目が覚めにくくなってしまう状態。
反復する居眠りがほとんど毎日あり、数ヶ月~何年間も続き、会話の最中でも眠ってしまうことがあるという、ナルコレプシーなどが代表的です。
概日(がいじつ)リズム睡眠障害
不規則な生活を繰り返し、体内時計がずれてしまうために起こる、昼夜逆転などの症状。
例えば、海外へ行くと悩まされる時差ボケも当てはまります。
夜間労働している人などは注意が必要です。
睡眠呼吸障害
テレビなどでも話題となっている「睡眠時無呼吸症候群」が代表してあげられます。
大きないびきが途切れがちに続くのが特徴で、10秒以上の呼吸停止が、一晩に数十回以上おこり、睡眠が中断されます。