快眠のための環境づくり

ぐっすり眠るための環境とは?

よく眠れない人の睡眠を妨げている原因は、身体の不調や病気、ストレスなど心の問題、ほかにはアルコールや薬の影響なども考えられます。
そして、もうひとつ見逃してはならないのが、寝室の環境です。音や光、部屋の温度や湿度などの環境、また寝具などを整えると、質の良い睡眠を促してくれます。
なかでも光は、睡眠に大きく影響します。光は、私たちが通常朝起きて夜眠る生体リズムに同調しています。日中の明るい光のもとでは活動モードですが、太陽が沈み暗くなるに連れて眠気が出てきます。ところが、夜に日中と同じような強さの光を浴びると、睡眠を誘導するメラトニンというホルモンの分泌が抑えられてしまうために、眠りにつきにくくなってしまうのです。

それから、人が何か情報を得るその90%は視覚からなので、視覚からの情報をできるだけ遮り目をいたわることが大切です。そうしないと脳が休息できずに、快眠はできません。
香りについては、好みの香りが脳に伝わると身体がリラックスした状態になり、眠りを誘う効果があります。

体内の熱が放たれ体温が下がることで深い眠りにつけるので、寝室の温度や湿度を快適にするなど、睡眠環境を整えることが大切になります。

寝室の睡眠環境を整える

快眠のための睡眠環境を整える

質の良い睡眠を手に入れるためには、眠る前の寝室やリビングなど部屋の環境を整えることも大切です。自分の睡眠環境が快眠できる環境かどうかをチェックしてみましょう。

温度と湿度

温度の目安は、冬は18度、夏は25度。湿度は、50~60%程度が快適な目安となります。
個人差はありますが、およそ、人の体温は36度、皮膚の表面温度は31度で、その間の33度くらいが快適と感じる体感温度だそうです。しかし、布団の中の温度は自分では調整が難しいので、部屋の環境を整えることが大切です。
睡眠中の体は汗をかくので、扇風機を使って弱い風の流れをつくるのもよいです。
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照明

眠りにつく前の部屋の照明は、睡眠の質を左右するとても大切なものです。
快眠するには、赤みのある色でやわらかい光がおすすめです。
間接照明や足元灯などをとり入れることで、スムーズに眠りにつけるでしょう。
また読書灯などは、光を直接目に入れないようにしましょう。
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香り

自分好みの香りを脳に伝えてリラックスした状態になると、眠りにつきやすくなります。
寝室は無臭が好ましいですが、気持ちが落ち着いてリラックスできるのであればアロマオイルなど好みの香りを利用するのが良いです。アロマの効果、使い方、楽しみ方も簡単に紹介しています。
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音楽

眠る前に聴く音楽は、ロック調のものなど激しい音楽ではなく、オルゴールや自然音、クラシックなどといったヴォーカルの入っていない、スローテンポの音楽がおすすめです。脳波がアルファ波の状態になり、精神的・肉体的にもリラックスした状態になります。
目を閉じて音楽を聴けば視覚からの情報を遮ることができるので、より脳を休息状態に近づけることができ、快眠効果が期待できます。
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