睡眠時間はどれくらいが適当? 長時間睡眠と短時間睡眠

自分の心身に合った睡眠時間をとろう

  • 寝ても寝ても眠い…もしかして寝過ぎ?
  • 昨夜よく眠れなかったけど、今日の試験、大丈夫かな?

というように、睡眠時間に悩んだことってありませんか?
私たちはどれくらいの時間眠ると、よく眠れたと思えるのでしょうか。8時間寝るのが最適な睡眠時間、なんて聞いたことがあるかもしれませんが、時間の長さにとらわれる必要はありません。
眠りにも、人それぞれ個性があって、9時間以上眠らないと疲労回復しない人もいれば、6時間以下でも疲れがとれてしまう人もいるのです。
たいていの人は6時間~9時間ぐらい眠るのが平均の睡眠時間のようですが、体のためには少なくとも5時間くらいは眠ったほうがいいようです。、

必要な睡眠時間は、体や精神面の状態、環境によっても違ってきます。心も体も元気でやる気じゅうぶんな時は睡眠時間が多少短くても大丈夫ですが、疲労やストレスがたまっている時は長時間の睡眠が必要になります。自分の状態に合った睡眠時間を確保することが大切です。

「寝だめ」は睡眠の質を低下させる

  • 昨夜はたっぷり眠ったから、今夜は夜更かししても平気だよね。
  • 平日はいつも睡眠不足だから、週末は思いっきり寝よう。

こんな人、いませんか?
私たちの体は変化に対して柔軟性があるので、少しぐらいなら睡眠時間の調整が可能です。でも、睡眠は本来体内時計によってコントロールされているので、毎日のリズムを守ることが大切です。
例えば「平日の睡眠時間は3時間で週末は10時間」のような、極端なことは避けましょう。このように平日と週末の睡眠時間の差が2時間以上ある人は、睡眠不足の可能性があります。
できるだけ、夜はいつも同じ時間眠れるように工夫しましょう。
寝だめをすると、かえって身体のリズムが崩れて夜は寝つきが悪くなり、睡眠の質を低下させることになってしまいます。だから、基本的に寝だめするのはよくないと考えましょう。

長時間睡眠と短時間睡眠

例えば「毎日8時間寝ているからじゅうぶんだ」ということではなく、必要な睡眠時間は人によって違います。

通常の睡眠時間の後に浅い睡眠が続く、長時間睡眠
一日の睡眠時間が10時間以上ないと身体の疲れがとれない人の睡眠を「長時間睡眠」といいます。
熟睡状態の後、朝方に浅い眠りがプラスされて長時間になります。
熟睡した時間を比べてみると、長時間でも短時間でもほとんど変わらないそうですが、体のためにはある程度の時間が必要だととらえられています。

寝つきがよく、すぐに深い眠りにおちる、短時間睡眠
5時間未満の睡眠でも朝はスッキリと目覚め、疲労感が残らない人の睡眠を「短時間睡眠」といいます。寝つきが早くて、夜中に目覚めることはほとんどありません。そして、入眠直後にノンレム睡眠の状態になるため、体には支障をきたさないといわれています。
しかし、平日は短時間なのに休日は長時間で朝寝坊になってしまうのは、短時間睡眠ではなく睡眠不足なので注意しましょう。

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